ニッチなスポットを喜ぶ外国人
一年間のデータを解析して、大きなアクセスの変化を前年比で比較してみました。今日本でどのようなスポットが最近外国人観光客注目されているかが分かってきます。

前年比より飛躍的にアクセスが増えたスポットを紹介します。

御徒町宝石問屋街 2.5倍総合14位
馬喰横山婦人服問屋街 2.5倍総合27位
水道橋武道具街 1.5倍

が前年度比では大きく変わっています。これらは東京の特殊な商店街、特に問屋街です。中国人の爆買いが近年知られていますが、英語圏の観光客もいわゆるニッチなショッピングスポットに注目しています。

面白いのが、同じ問屋街でも世界的に有名な合羽橋は昨今上位に入らない事です。アクセス数でも半減しています。これはすでに知名度があり人気もありますが、同時に目新しいモノではない注目されないスポットへとなったのかもしれません。もちろん、現在でも人気のスポットではありますが、同時に新しく知ろうと思う人は余り調べなくなっているのかもしれません。

スポット以外のアクティビティでも
盆踊りの踊り方が5倍。
日帰りハイキングが5倍。

と、ハイキングや盆踊りなどが徐々に注目されだしています。盆踊りはそれこそ日本中で行われている夏祭りです。東京では夏そこらじゅうで行われますが、これを見るではなく参加する事に興味がある。ですから踊り方が注目されているのではと思います。同時にハイキングもアクセスが増えています。盆踊りと同様に、見るから体験する観光へとシフトしていっているのではと考えられます。

ハイキングをメインの観光資源とし、温泉や食事、宿泊をハイキングの後の楽しみとして紹介する方法にも可能性が秘められていると思います。

都道府県では、千葉県が前年度比較で10倍のアクセスを出しております。特集以外でも、房総半島のページのアクセスも上位に入っており、鋸山などは常に上位にランクインするコンテンツです。他にも千葉ではドイツ村なども高い人気を誇っています。

千葉、特に房総半島は電車でのアクセスは悪いですが、車では近いスポットです。東京湾をはさんで横須賀に在住する在日アメリカ人にとっては身近な冒険スポットとして人気が出ているのではと考えられます。

日本を訪れる外国人観光客のニーズも少しずつ王道からニッチなスポットへとシフトしているのが伺えます。