観光業として外国人観光客を誘致して楽しんでもらうのは当然大事ですが、それでは地元の産業の発展につながりません。やはり地域の産業を活かした観光モデルを構築していく事が大事なのではと思います。
たとえば、木曽町は自然も豊かで歴史的な見所も多いですが、産業としては木工が有名です。先日観光協会との企画で横須賀の在日米軍とその家族を招待し観光地を巡ってもらう企画を行いました。そこで、木工体験を紹介したのですが、その時に檜の香りが大変良いとの評判でした。奥さんが自分の自宅のフロアリングにはこの木材を使いたいと旦那さんにおねだりをするほど気にっていました。
檜は日本と台湾にしか分布していない日本特有の木材です。これを活かした、建築資材や家具などを作り海外向けに販売を展開させる事は地元の産業の大きな武器になると考えます。また、木材の香りと言うのは実際に体験してみないと伝わりません。
高級な家具や建築資材を楽しめるツアーやホテル。特にアウトドアのロッジ(英語ではCabin)形式などの宿泊施設を用意し、そこで殆どモニターツアー的に資材や家具をプロモーションするなど海外に向けた戦略はありだと思います。観光資源と産業を結びつける事が大事ではないでしょうか?
こちらのビデオで紹介した家具屋さんは英国王室御用達の家具を作っています。栃木の小さな家具屋さんですが評価されれば、この様に展開も十分にありえます。
この様に観光と地元産業の融合こそが地域振興のキーではないでしょうか?