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日本の伝統工芸品をお土産として外国人観光客に購入していただく為にもっとも重要な事は、その制作工程を分かりやすく紹介する事です。ただ漠然と金額だけを提示して、お客様が気に入った場合に購入していただくでは中々外国人は高い工芸品を購入するのは難しいでしょう。その理由の1つに彼らはその価値を正しく認識出来ないからです。商品を展示する場合、その制作工程を写真のパネル、または映像で紹介する事が重要です。

こうする事で、外国人観光客は自分が購入したものがどのようにして作られたか、どうして価値が有るかを知る事が出来ます。また自分が購入したものがどうして貴重なのかを自分で友達や家族に紹介する事が出来ます。

つまり、制作工程を分かり安く紹介する事で物語も併せて購入してもらえるわけです。これが、彼らにとって思い出になると同時に、故郷で喜んで自慢しながら自分が満足して購入した商品を紹介するでしょう。これが大事な口コミにもなります。

大事な事は、思い出を一緒に販売する事です。その為には商品の制作工程を分かりやすく紹介する事は大事です。外国人に価値を紹介し、そして思い出と共に購入してもらい、彼らに商品の価値を口コミで広めてもらう事が大事ですね。

※写真は2月14日に長野県木曽町に「外国人観光客の誘致とおもてなし」をテーマにセミナーを依頼されまして講義させていたいた時に、野外講習として海老屋漆器店での現場検証にて。同様の事を説明しています。

こちらは、弊社で制作した布団職人のビデオです。定期的にこのビデオを御覧になった外国人が送料込みで数十万になってしまう高級布団を購入しています。このビデオを見ればどうして高級かが理解していただけるからだと思います。
http://www.mustlovejapan.com/subject/hisayoshi_nohara_futon_maker/