今回の被災地を巡り1つふと気が付いた事がある。津波の被災地の中で神社は被災していないのである。勿論学術的に全ての神社を巡って話しているわけではないが、被災者の証言やユーチューブにアップされている映像でも神社の境内からの映像も多く、津波の被害に遭わない所に建立されている。これは、過去に津波の被害から逃れた人たちが自分達が助かった場所へ感謝の気持ちと後世の人たちへの道しるべとして建てられたのでは無いだろうか?

適当な事を言っていざとなれば想定外でしたと逃げる専門家や教授の意見では無く、ご先祖様の記憶と記録にもっと敬意を払いその意味を考えればよいのではないだろうかと思う。

その土地その土地での災害があると思うが、いざと言う時、何も参考にするものが無い場合、神社に避難する事もありかもしれない。

そこで1つ気が付いた事がある。鎌倉に有る神社は全て丘の上にある。そして鎌倉はかつて津波で流された経験を持つ。
この意味をもう一度考えると、歴史が示す過去の記憶と教訓は何処にでも残っているのではないだろうか?

日本中の神社を見て語られる物語にもう一度敬意を払うのも良いかもしれない。